■古の都に添えるオリジナルグッズ
かつて都として栄えた奈良。
当院のある奈良県橿原市には、前方後円墳をはじめとした古墳群、橿原神宮、考古学研究所
など、歴史に関するスポットが点在しています。
そんな、歴史ある町に添える当院オリジナルグッズとして、手鏡を製作しました。
■古鏡をモチーフに
古鏡といえば、博物館や教科書でもお馴染みの、円形で、裏面には同心円の模様が描かれているアレです。
そんな古鏡をモチーフに、シンプルで現代的な手鏡としてデザインしました。
■経年変化で育ててつくる”古鏡”
6枚目の写真左は新品のもので、右は経年変化しつつあるもの。
手鏡には変色防止加工を施していません。そのため、時間が経つと黒く変色したり、指紋跡
が残ったりします。これを重ねることでアンティークのような深い味わいが出てきます。
今から古へ、時間を遡るようにしながら、あなただけの“古鏡”に育ててください。
■金属加工職人による<ヘラ絞り>
裏面のぷっくりとした曲線は〈ヘラ絞り〉という技術で製造しています。回転する樹脂型に円形の金属板を沿わせ、ヘラをあてて同心円模様を描いていきます。経験豊富な金属加工職人による一品です。
表面はランダムヘアライン仕上げ。深さの異なる傷を様々な方向から付けることでマットな
表情に。経年変化にもマッチしやすいよう、この仕上げを採用しています。
■手鏡、インテリアとして
大きさは、目元や口元などを見るのにちょうどいいサイズ感を目指しました。また、本来の古鏡は鋳物として金属の塊でつくられているため、重く、普段使いには不向き
。今回は〈ヘラ絞り〉を採用したことで中を空洞にし、軽さを確保することが出来ました。普段は裏面を上にして、机の上に飾る。柔らかいデザインで、お部屋を彩るインテリアとしても◎真鍮でできた側面を鏡面より少しだけ出っ張らせてあるので、テーブルの上においても鏡が傷付きません。
■コラボレーション
デザインは、プロダクトデザインスタジオ、86400”(はちろくよん)が担当。東京の下町、荒川区を拠点に、まちの職人と一緒にものづくりを行っています。〈ニュー・アンティーク
〉をスローガンに、育てながら長く長く使うことができるものをデザインしています。